小中学校の教員になる

近年、小中学校の教員は現場の厳しさや児童・生徒の親との関係性の難しさから、負担の大きい仕事とされています。そのような流れの中であえて教員になろうと日々努力されている方には頭が下がります。そのような情熱を持たれた方なら、きっとよい先生になられることでしょう。

さて、この小中学校教員に関しては、厳しい現場の状況にあっても教員採用試験の受験者数と採用者数は年々増え続けています。受験者数と採用者数を比較すると、採用者、つまり需要の方が若干上昇傾向にあるため、教員採用試験の合格倍率自体は下がっており、若干受かりやすくなっているのが現状です。

しかし、ここ10年近くの倍率自体は常に高い状態で、小学校教員なら4倍強、中学校教員を見ると7倍強と大変狭き門となっている現状は変わりません。中には、何度も試験に挑戦するも合格には至らず、非常勤講師などを並行しながらさらに試験に挑む方も少なくありません。公務員になれれば安定も見込めますが、そこに至るまでには厳しい道のりが待っているといえるのです。

教員という職業は、少子化の影響で絶対数自体は将来減少することも考えられますが、昨今世間を取り巻く不況の影響はあまり受けるものではありません。なぜなら、減少傾向にあるとはいえ子供がいなくなることはないからです。これからの社会を支える貴重な人材となるであろう子供たちを育てていくのは重大な責務です。その子供の教育を担う教員には、教育に対する優秀さと忍耐強さを兼ね備えた人材が求められています。大事な任務を背負う教員になるための現状はどういったものか考察します。